なぜこの本を読もうと思ったか
- 会社でテックリードを募集しているが、そもそものテックリードの定義を改めて理解しておきたい
- 求職者の方も、こういった書籍の情報などから、自身のキャリアプランを検討されているはず
- メンバーの成長を考える上で、エンジニアのキャリアパスを改めて学んでおきたい
本書を読んで得た学び
この記事ではテックリードと CTO の章で特に気になったこと、学べたことをメモしている。
テックリードとはなにか
- テックリードは "グレード" ではなく "役割" である
- テックリードに期待することは何か
- 字面にある技術面のリードだけではない
- システムアーキテクト、プロジェクトマネジメント、開発チームのリーダー、それぞれの役割が期待される
- テックリードであってもコミュニケーション能力は求められる
CTO とはなにか
- CTO という定義は曖昧で、会社毎に異なる
- フェーズによって求められることが異なる。自身の組織が拡大していくことが見えているなら、壁打ち相手がいる方が望ましい
- 既にそのフェーズを経験している方
- 同じフェーズにいる CTO の方
- 開発チームを単なる実行部隊にしてはいけない
- プレイヤーからの脱却が必要、目の前の時間がかかったとしてもチームの対話・説明にコストをかけるべき
- CTO は会社の事業戦略にコミットすべし
- プロセスツァーになるな、重厚な志向を持つべし (スクラム、OKR などよくある例と感じた)
ここから自分の目標、やるべきことを考えてみた
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開発チームを実行部隊にしないためのチーム作りが必要
- 開発チームもユーザーヒアリングなどに積極的に参加できる体制としていきたい
- お客様は課題や答えに対するヒントを持っているが、答えそのものは持っていないと考える。その答えを出していくのは我々。
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今年の目標にも書いたが、プレイヤー 3 割、採用 3 割、プロダクトマネジメント 4 割のイメージへ
- 自身がプレイヤーに執着することでブロッカーとなってしまう
- 採用に力を入れる。新しい仲間を増やす。
- プロダクトマネジメントに注力し、ロードマップやバックログの状態を見える化する
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1on1 の質を上げていく
- コーチングを改めて学ぶ
- メンバーと一緒にキャリアパスを考えてみる
- 委任と放任は違うということを意識する
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CTO としての情報のキャッチアップの仕方について
- オンラインイベントなどに参加して情報のキャッチアップの機会を意識的に作っていきたい
- 情報をもらうだけでなく、自分からも何か情報が発信できるよう、自分なりの仮説でもってチーム作りにチャレンジにしてアウトプットしていきたい